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命 一葉(いのち-ひとは)・後編 

BL観潮楼秋企画【命 一葉(いのち-ひとは)】

テーマ「秋色の風景」&「秋の夜長」

一陣の風が起こした葉擦れの音に、思わず窓外に目を向けた。

「懐かしいな、この庭先にある紅葉は、まるで会津の奥山のもののように色が濃い。」

「紅葉・・・そういえば紅葉狩りに行きましたね。粗末な弁当と糒(ほしいい)を持って。」

「覚えている、確か一衛はお山は熊が出るのが怖い、山猫にあったらどうしようと、泣きながら付いてきたな。」

「はい。帰り道は疲れて、お背におぶっていただきました。江戸に来る道中も、一衛は直正様と昔のように、ご一緒出来たのがとても嬉しかった。」

まるで、道行のようと、口にしては不謹慎だと思い、言葉にはできなかったけれど・・・。
心中者のように、死に場所を求めてここまでまいったような気がするのです・・・と、一衛は静かにつぶやいた。

「直正様。一衛には一生のお願いがあります。」

向けられた悲痛な瞳に、一体何かと思う。
これまで直正に何かをねだったことなど、一度も無い一衛だった。

「何だ?」

「い・・一度だけ・・・一衛を・・・。」

ひたと、視線を向けた。

「一衛は、前髪の幼い頃からずっと、直正様だけが好きでした。」

思いつめた瞳が雨に濡れた黒い碁石のように光る。

「雪解けの頃の根雪のように、すっかりこの身は朽ちて汚れてしまいましたけれど、今もわたしを弟(おとと)のように愛しいと思っていてくださるなら・・・。」

そう遠慮がちに口にする、すっかり線の細くなった一衛は16の若さで死期を悟り、兄とも思う人に最期のわがままを言った。
余り日の差さない、雪深い国で生まれた一衛の肌は、死病を得て今や透き通るように白かった。

「もう・・・何度も・・・荒々しく後孔は使われてしまって、菊門の皮膚は硬くなってしまいました。それでも一衛は、最期に一度だけ、直正様に求めて欲しいのです。ご身分違いはわかっていますけど・・・後生ですから・・・どうか。」

直正は軽くなった一衛を抱く腕に、骨も折れよと力を込めた。

「最期ではない。これからずっと一衛は、俺と共に居るのだ。元々俺は、東京で職を得、次の内戦で武功を立てたら一衛と共に暮らす心積もりだった。」

「うれし・・・それをお聞きしただけで、一衛は一生分の良いことを、神仏に頂いた気がいたします。」

つっと頬を一筋、煌く露がころころと転がってゆく。
元より会津の武家出身、命はとうに北国に置いてきた。
二人とも、落城のあの日、お城で家中の者と共に死ぬのを願っていた。
くれぐれも若者は死んではならぬ、お家のために生きるのだと、城代家老に固く諭されて、捨てたい命を抱えてふたりこうして流れてきたのだった。

Ryuさま・2



直正が指を這わせた一衛の肌は、病のせいか熱いばかりでまるで潤いが無く、求めてもつながるのはすぐには難しいだろうと思われたた。
直正は時間をかけて、優しく油と唾を絡めながら濡らし、軽くなってしまった一衛を抱え上げた。
膝の上で、そっと揺すると難無くゆるゆると直正の茎が一衛の哀れな菊門に沈み込んで行く。

「あ・・・ぁ・・・直さ・・・ま」

時間をかけて解さぬとも、濡らされただけで容易く緩んで受け入れる場所が、互いに切なかった。
直正は世間知らずではない。
こうなるまでには、どれほどのひどい目に遭ったのだろうと、一衛が哀れでならなかった。
穢れてしまったと恥じた一衛に、おまえの清浄な魂に傷が付いたわけではないと、目頭を熱くした直正は涙を吸う。

おまえが会津の土になれば・・・と、耳朶をくすぐるように心を込めて、耳元にささやいた。

「俺は、いつか大地を渡る風になって、どこまでもおまえの側にいる。」

「だから、いつ別れが来ても泣くことはない。俺はずっと、とこしえに一衛の傍にいるのだから。」

「一衛の、幼き頃よりの夢が・・・やっと、叶いました、直正様・・・しばらく、このままでいて・・・」

初めて己の中に、ずっと慕って来た直正を迎え入れ、一衛は咽喉をそらして大きく喘いでいた。

「あぁ・・・あの、頑是無い頃にもう一度、直正さまと戻れたら・・・」

「うん・・・会津が懐かしいな。いつか共に帰ろう、一衛。」

胸の中で、くっと嗚咽を漏らして一衛が啼いた。

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それからしばらくして、薩摩の西郷隆盛が決起し、西南の役が始まった。

新政府に虐げられた武士達の、最期の意地が引き起こした内乱だった。

直正の仕えた元、会津藩家老佐川官兵衛は、鬼人といわれるほどの働きをし明治政府の勝利に貢献したが、その姿は相馬直正と共に戦勝の行列に並ぶ事は無かった。

佐川官兵衛の額を打ち抜いた小銃は、直ぐ側で護衛についていた直正の命も共に奪った。

「か・・・ずえ・・・」

どっと倒れて事切れる寸前のまぶたの裏に、燃えあがった紅葉が炎となって揺れる幻覚を見せた。
手を伸ばせば、炎の中でわたくしも共に逝くのです、お連れくださいと、一衛が花のように笑う。

同じ頃。

最後まで玩具のように惨たらしく扱われた一衛が、看る者も無くただ一人嶋原屋の布団部屋に押し込められていた。
褥が深紅に染まるほどの、多量の喀血が白い肌に散った。

「あぁ、これでやっと・・・自由に、なれる・・・」

「直正・・さ・・・」

空に伸ばした血糊の付いた細い指に、恋しい直正の腕がふわりと絡んだ。

『 直正さま 』

『 さあ、いこう 』

魂は空で手を取り合い、互いに嬉しげに微笑むと懐かしい国へと飛んだ。
耳朶にささやいた直正の言葉が、一衛の耳にこだまする。

『 おまえが会津の土になれば 春は桜 夏は青葉 秋は紅葉 冬は雪が降っておまえを覆うだろう 』

『 一衛 俺は いつか大地を渡る風になって どこまでも永久(とこしえ)に側にいる 』

『 うれし   』


秋、古里は紅葉が燃えていた。

もみじ・1




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此花の好きな時代、江戸幕末~明治が舞台です。
素敵絵で想像力を補いながら、お読みいただけたら嬉しいです。
素敵絵は、BL脳炸裂!!Ryuさま『秋の夜長に戯れに・・・』からお借りいたしました。
著作権は絵師様に属します。勝手なお持ち帰りはご法度です。
麗しくも悩ましい二人の濃厚な息遣いが聞こえてくるような素敵絵です。此花がイメージ台無しにしてしまうと悲しいので必死こいてがんばりましたが、ちゃんと切なく愛おしい場面になっているでしょうか。
お貸しいただき、ありがとうございました。
この絵にssをつけるのは、とても難しいけど楽しかったです。←(*^ー^)ノ好き~
ryuさま
設定は左側が濱田一衛(はまだかずえ)16歳、右側が相馬直正(そうまなおまさ)、20歳です。
死にネタは、救いが無くて困りますけど、この時代背景ですと刹那的なのもありかなと思っています。
「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」と有名な言葉がありますが、懸命に生きてこその武士道だと思っています。

お読みいただきありがとうございました。
拍手もポチも、励みになっています。   
よろしくおねがいします。  此花
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【おまけ・紅葉狩り】

ちび一衛・6歳「直さま。どこかにいらっしゃるのですか?」

ちび直正・10歳「ああ。日新館の友人と、紅葉狩りに行くんだ。おいしいきのこも探してくるからな、一衛はおうちで待っておいで。」

ちび一衛「いやです。一衛は、直さまを家臣としてお守りするのですから、ご一緒いたします。」


ちび直正「頼もしいなぁ、一衛は。では、警護はよろしく頼む。」

ちび一衛「あい。お任せください。(`・ω・´)きりっ! 」

直正は結局、友人との約束を後日にし、一衛と二人だけで山へ向かった。

ちび一衛 「きゃあ。直さま、藪が動きました。きっと、熊です~。(´・ω・`) 」

ちび直正「熊も出るだろうなぁ。ここは、熊の住むお山だもの。・・・人を食う山猫もいるだろうなぁ。」


ちび一衛「や、山猫っ!が出たら、直さまはどうするのですか?」

ちび直正「そうだなぁ、一衛を餌にして、俺は逃げるかな。」

ちび一衛「直さま。一衛は・・・直さまのためなら・・・山猫に食われても・・・ひっ・・・く。」

ちび直正「食われても?ん~?聞こえんなぁ。」

ちび一衛「・・・一衛が、直さまを・・・命をかけてお守りしま・・えっ・・・ん・・・」

ちび直正「一衛は、頼もしいなぁ。・・・おっ。」

     じょぉぉ・・・←ちびった音

     「あぁ、怖くて、ちびってしまったのか。」

ちび一衛「し、下帯が・・・濡れてしまいました。(´;ω;`)どうしましょう、・・・又、母上にしかられてしまいます。」

ちび直正「直さまをかばって、水たまりに尻もちをついたと言いわけしてやろう。ほら、冷たいからお脱ぎ。」

    「手ぬぐいを二本、こうすれば下帯の代わりになるだろう?」

ちび一衛「直さま、ごめんなさい。一衛はいつも直さまに、ご迷惑をかけてばかりです。」

ちび直正「いいんだよ。俺は一衛がかわいくてならんのだから。」

ちび直正「ほら。おぶってやろう、おいで。」

ちび一衛「直さま。大好き。」

ちび直正「そうか。大人になっても、一衛が俺を好きだったら、ずっと一緒にいような。」

ちび一衛「あい。一衛はずっと、お側にいます。」

ちび直正「戦場に供をするのなら、怖くてもちびらないようにならないとな。」

ちび一衛「あい。」

背後からぎゅっと肩にしがみついた幼い従者は、戦火の後に東京へ供をする。
幼い日の、懐かしい思い出であった。


い、いかん・・・楽しい話を書いたはずが、読み直して自分で泣けてしまいました。ごめんね~。(´;ω;`)
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8 Comments

此花咲耶  

NoTitle

かやさま

(@□@)ノノ・・・と、なってる、かやさんが可愛いです。
ご推察のとおりテンプレを変えようと、fc2と戦っていました。クリスマスバージョンにしたかったのですが、なんだかちょうどいい具合に収まるのが無かったので、結局、背景が黒になっただけで桜になってます。(*⌒▽⌒*) 桜好きです~♪

死にネタで終わるのはいけないと思いながらも、少しは救いがあったでしょうか。自分でちびのときの話を書いていて、こちらのほうが泣けました。
後、野犬に襲われるエピソードとか小さな頃の話を入れたら短編にならないと思ってやめにしました。

わわ~、かやさま。泣いてくださったんですか。ありがとうございます。
懸命に生きてきて報われないことって多いですけど、少しでもこれがあったから良かった・・・と言えるものを入れたいです。幕末・会津・胸の病・・・これはもう。ね~
コメントありがとうございました、うれしかったです♪

2010/11/30 (Tue) 23:49 | REPLY |   

かや  

NoTitle

遅くなりました~。
さきほど、たまたま、観潮楼の目次をクリックしたら、画面が変わったので、「ええ!テンプレ分けてあるの?どうやって!?」と思ったら、ちょうどそちらで作業中でした・・・?
すっごく、驚きました(@@)ノノ

幕末・会津・胸の病と来て。
コレは絶対に泣かせる気だ。死にネタかも。そうは行くか!
と、気合たっぷりで身構えて読んでいたのに、やっぱり、ぼろぼろに泣かされた・・・(;_;) うえええん!
くすん。
でも、死にネタ嫌いじゃない~(むしろ好きかも)

2010/11/30 (Tue) 22:44 | EDIT | REPLY |   

此花咲耶  

NoTitle

くろねこさま

(//▽//)・・・きゃあ。お読みいただき、ありがとうございました。やっぱり、悲話だとばれてましたか?
いつかは、会津のことを書きたいと思って、ずっと勉強中です。(`・ω・´) !
でも、脳みそが残念なので新しい情報を入れると古い大切なものが抜け落ちてゆきます。
好きだと思い切り偏ってしまいますので、いつになるやら・・・です。

流されてゆくしかない時代に、生きた人は切ないです。
報われないことが多いです。
特に、武士道なんて、残酷なだけじゃないかと思うこといっぱいあります。
何だかんだと言いながら、やっぱり日本が一番好きです。心の機微がだんだん、理解されなくなってきている気がしますけど。
花は桜木、男は武士道。基本です。
平和が一番です。
コメントありがとうございました。嬉しかったです♪

2010/11/29 (Mon) 23:56 | REPLY |   

くろねこ  

NoTitle

いや、会津と聞いただけで悲話になるだろうなあと思いつつ、読んでしまいましたよ。

泣けました。
動乱の時代に、ただ翻弄されながらそれでも一途な想いを貫いた二人が、せめて彼岸で幸せになってほしいと思いました。

ほんとうに恵まれた時代、そして国に生まれていることに感謝しないといけないなと痛感しました。

2010/11/29 (Mon) 23:08 | REPLY |   

此花咲耶  

NoTitle

tukiyo さま

・゜゜・(/□\*)・゜゜・わ~ん、tukiyo さま~、泣かせちゃってごめんよぉ~・・・
リクエストにお応えして、張り切っておまけの小話を書いたはずが、余計に泣けてしまいました。此花、tukiyoさまにばんばんされすぎて、今や胸が張れて期間限定Hカップの勢いです。・・・大嘘です~

「瀬良兄弟」をお読みいただいたんですね。ありがとうございます。此花は、人を殺めたものはその理由に関わらず、自分の命で償うべきと思っています。
しかも諸悪の根源、坂崎に一分を認めてくださったとは。
おお~!(≧∇≦)ノ思いっきり読みこんでくださっています。
愛しさ余って、憎さ百倍になってしまった裏腹な思いでした。
ぴんくのぞうさんの、合間に書いたお話でした。
実は時代物が好きなので、これからも時々出てくると思います。
やっぱり(T▽T)←このマーク付けとくかなあ・・・?

わわ~・・・「はつこい」もっ!Σ(@▽@;)すっごく嬉しいですっ!実は、自分の作品の中で2.3番目に気に入ってます。
こちらは、初めて人を愛すること、諦めることを知った・・・というお話でした。はつこい相手が当たり前に結婚してしまうんです。BLにどっぷりになる前だったので、きわめて常識的です。(//▽//)・・・きゃあ。どの口が言う~。
かわいそうな目にあわせたので、愛に溢れた続編もあります。いつかアップしますのでお読みいただきたいです。
tukiyoさま、ドライアイなんですか?
余り読むと痛みとか出て、大変です。気をつけてくださいね。ことにパソコン画面は危険です。

コメントありがとうございました。読み解いてくださって嬉しかったです。直正も一衛も喜んでます。気休めですが。

(⌒▽⌒) 「tukiyoさま。ありがとうございます。今は、直さまと一緒にいます~♪」←一衛

2010/11/29 (Mon) 21:21 | REPLY |   

tukiyo  

NoTitle

ン~~~~ン~~~ン~ン~~ンン~~~。
バカァ~バカ、バカ、バカ~ポコポコポコ(此花さまの胸を連打!)

真正と一衛も幕末から明治へ激しく変る時代の中で・・・
自分達の力では抗うことのできない流れの中で・・・
ひたむきに懸命に生きて死んでいったのよなぁ~~~(T_T)
ふたりの人生は決して悲惨なだけではないのよねーーー?
ねぇ~ねぇ~ねぇ~ユサユサユサ(此花さまを揺さぶり)

此花さまのお話がズーーン、ゴゴーーーンと来るのは
登場人物の“懸命さ”“ひたむきさ”でしょうか?

「瀬良兄弟」は坂崎ですら哀れで(T_T)
因果応報と言いますが、兄弟の中では父の恨みを晴らすという正義があったとしても多くの人を殺めた3人が復讐を終え、この世で兄弟仲良く暮らしましたとさ・・とはならない。
あの兄弟はああいう最期でなければならんかった。
水戸黄門のように善悪がハッキリしていて善は幸せになりました、とならんのが人の世でござる~。
ここで一度グオ~~~~~~とtukiyoの心は揺さぶられるわけです。
そしてラストの月弥の登場。
これでこの兄弟(坂崎も含む)の悪因縁は終わる・・・終わったのか~~(T_T)と再び、つっぷす・・と、なったのでごぜぇますよぉ。
ここでもオチャラケた書き方しないと思い出す・・・ぐぐぐっ。
「狂おしい」シリーズを読んだ後に読ませていただいたので、そのノリで読んだから余計にきました。
まだ此花さまのお話全部は読破しておりませんがドライアイと闘いつつひとつずつ読ませていただいているところです。
偶然にも今、読ませてもらっているのが「はつこい」です。
これももしかして泣かす気ですか?

2010/11/29 (Mon) 17:45 | EDIT | REPLY |   

此花咲耶  

Re: NoTitle

千菊丸さま

(´;ω;`)・・・最後、自分で書いてて泣きました。←あんぽんたん~・・・
これもまた、一つの優しい帰結だと思っていただけたら嬉しいです。
千菊丸さまは色々ご存知でしょうから結局こうなるしかないと内心思っている、此花の世界観も読み解かれているような気がします。どきどき・・・

千菊丸さまのサイトから幕末物とかかれてありましたので、「金の狼 紅の天使」を読み始めました。まだ途中なのですがドラマチックな英人の過去や、史実が上手く絡んでいるなぁと思いました。
出会い茶屋も知らない、うぶな鈴さんが、好きです。桂さんの性格に驚きました。

『はつこい』お読みいただいたのですか。すみません、コメントいただいたのが嬉しくて何気なく猛アピールしてしまいました。
加筆校正が必要ですが、実は続編もあったりします。
新撰組に関しては押さえるべき史実も多いですし、大変だったと思います。
これからもがんばって書いてください。たくさんの小説があって、驚きました。
此花も気負わずにがんばろうと思います。←せめて、ちゃんと寝よう。

コメントありがとうございました。嬉しかったです!(*^ー^)ノ

2010/11/29 (Mon) 14:02 | REPLY |   

千菊丸  

NoTitle

咲耶さま、こんにちは。
一衛と相馬、常世で一緒になりましたね。
維新後の会津に対する冷遇を知っているので、切ないラストになりましたね。

「はつこい」、最終話までこの前拝読いたしましたが、名ばかりの公家華族にも苦労があり、維新後に得をしているのは江戸の世で常に下に見られてきた名字を名乗ることを許されなかった平民達ですね。
特権階級が支配する世から平民達が一丸となって治める世に。
現代の日本に於いて、彼らのような侍の心を持った者は皆無に等しいですが、何処かに彼らの魂を引き継いでいる者がいると信じております。
不景気で世の中がマイナスへと傾きつつあるなか、激動の世の世を生き延びてきた先人達に想いを馳せつつ、この辺で失礼いたします。

2010/11/29 (Mon) 10:37 | EDIT | REPLY |   

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