ずっと君を待っていた【あとがき】
長くなったので、移しました。
物語は、連休に出雲大社に参拝に行き、期間限定で八雲の絵を拝観した所からいつか書こうと思っていました。
古代に描かれた雲の絵は、おそらく彩雲と言うべきもので、八雲立つ・・・の雲を描いたものだと思います。
ちょうど、境内では神楽も奉納されていて、小さな能舞台のような所で物語性のある神楽にすっかり魅了されました。
中身はおじさんが入っているお神楽を、それはもう嬉々として眺め入ったのです。
古事記や日本書紀の物語とは、ずいぶん違っていますし、一説によりますとオロチは出雲地方で氾濫する川の擬人化じゃないかと言う説もあります。
伝わってゆくうちに、色々変わって行くのかもしれません。
アシナヅチ、テナヅチも漢字で表記すると、足と手の神様だったりして書くことが増えてゆくので、そのあたりは詳しく触れるのをやめて思い切り削ってしまいました。
此花の書く主人公は、いつも年齢よりも少し幼い感じです。
作者の好みで、名前を呼ぶときに頭に「わたしの・・・(紅蓮の虹)」「我の・・・(輪廻の願い)」と付いています。
これは、ひとえに作者の趣味です。
クシナダヒメが櫛に姿を変えられて、スサノオの髪に挿されていたというのは、当時のベンガラ漆の赤い櫛の写真にわくわくして使うことに決めました。
古代の遺跡から発掘されたものが現存します。
こういうのがあると、伝承や昔話にすごく真実味が加わりますし、妄想倍増です。
この題材ですと、ほかに調理の方法もあったかなと思うのですが、此花の方向性はもうこんな感じですのでべたべたとくっついて終わりました。
「人肌を感じるせつなさ」が成就しない恋にはいいかなと思いました。
長らく、お読みいただきどうもありがとうございました。
読み返してみたら、前半部分がかなり酷かったです。
説明不足を、かなり加筆しました。
後、BLを意識してキス場面も入れました。・゜゜・(/▽\*)・゜゜・←たいしたことないです。
書くの好きですけど、打つのが遅くて困ります。 ぱお~(´・ω・`)
←どさくさ・・・
【あとがき】までお読みいただき、ありがとうございました。
次は、この物語から派生した海の浄土のお話です。
過去作品ですが、オロチが平家物語で海に身を投げた安徳天皇だったという伝承からヒントを得て書いたものがあります。
まだ、加筆校正ができていませんが、更新はなるべくがんばります。 此花←墓穴・・・
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