夜の虹 4
月虹の弟分、涼介は、月虹の囲いの女たちに好かれていた。
いつも集金にくっ付いてくる涼介を「国に残してきたやんちゃな弟みたい。」と、ホテトル嬢の実花ちゃんも言う。
18歳ですと偽っているが、本当はまだ16歳の涼介の、丸いほっぺたをつついた。
「涼ちゃんって、ほんと可愛い。月虹のこと大好きなのね。いつも一緒なのね。」
「うん、好き。だからずっと一緒にいるんだ。」
「くっ付いているからかしら。最近は顔まで似てきたような気がするわ。」
大好きな月虹に似て来たと言われて、涼介は実花ちゃんに満面の笑みを向けた。
「おれ、うれしいっす!ありがと、実花ちゃん。」
「でもねぇ、いくら月虹が好きでも、本当はエッチしてるベッドまでは付いてきちゃ駄目なのよ。3人でえっちするのは、もっと涼ちゃんが大人になってからなのよ。」
「だって、おれ。……えっちのお勉強中だもん。」
「涼ちゃんったら、月虹の技を見て覚える気なの?」
「うん。おれね、いつか兄貴みたいになるの。凄腕のスケコマシになるんだよ。」
「そうねぇ。涼ちゃんも、いつか女の子に挿れないで達かせるようになれればいいわね。そうなれば、一人前よ。うふふっ。」
そんな時、涼介はほんの少し悲しそうな顔をする。
そんな涼介に実花ちゃんはいらっしゃいと布団をめくり、脇を開けてくれた。月虹が目だけでいいぞと誘ってくれる。
月虹が指だけで肉芽を摘み上げ、あんあん言わせている実花ちゃんの傍に寄り、涼介はおっぱいをちゅっと音を立てて吸い上げた。月虹の真ん中の指と人差し指が、実花ちゃんの潤みの中で、まるでバイブの様にうごめいているらしい。実花ちゃんは客観的に見て、あまり美しくない段腹をぷる……と揺らして月虹の胸であっけなく果てた。
「兄貴。実花ちゃん。達(い)っちゃったみたいっす。」
*****
実花ちゃんはグラマラスで優しい女だったが、どうひいきめに見ても、器量は今一つだった。
ホテトル嬢の実花ちゃんは、出張サラリーマンに、ビジネスホテルなどへ呼ばれていったとき、顔を見るなり「チェンジ」と言われドアを閉められることも多い。そんな時、悲しい顔で実花ちゃんは深いため息を吐く。
「チェンジ可」とピンクチラシに書いている以上、文句は言えない仕組みだったが、繊細で脆い実花ちゃんの心は深く傷つくのだった。
運よくドアの向こうに入った時も、ひどい罵声を浴びた上、料金を踏み倒されたり、濡れる前に強引に捩じ込まれることもある。もっと優しくしてよと、痛みに呻く実花ちゃんの頭上から、一人前に感じやがって、この雌豚、抱いてやるだけでもありがたく思えと悪態が降り注ぐ。
「あたしも、もっと器量よしに生まれたかったなぁ。ねぇ、月虹……ちょっとだけ、胸で泣いてもいい?悲しいの。」
「いいぜ。おれは実花の情夫だからな。」
「月虹……え~ん……」
そんな時、実花ちゃんは月虹の雄芯を握り締めて、思い切り泣いた。実花ちゃんの口淫に惜しみなく蜜を垂らす月虹に、傷ついた実花ちゃんは自信を取り戻してうっとりとするのだ。
月虹は一生懸命口淫する、お世辞にも美しくない牝の獣をいたわった。流れる柔かい丸い脂肪にも大切な宝物のように触れた。
「なぁ、実花。一度抱いただけの男に、おまえの良さがわかってたまるかよ。実花のいいところは、おれだけがみんな知ってる。それでいいだろう?」
「うん……。月虹はあたしの男だもんね。」
「つかさ……おめえみたいに、おれを安心させる女はそうそういないぜ。ほら、おれのここもそういってるだろ?」
「あたしみたいな不器量な女でも、勃ってくれるの?嬉しい、月虹。」
「お前は、名前通り花も実もある良い女だぜ。お前の手にかかっちゃ、スケコマシの月虹も三こすり半で昇天するんだ。お前を返してしまうなんて豪儀な真似は、とてもおれにはできないな。」
実花ちゃんの涙は、やっと止まった。
実花ちゃんのぷくぷくした頬に、転がった涙をちゅっと音を立てて吸うと、月虹は腕を伸ばして肩口にガウンを羽織らせてやった。
「機嫌治してもう一仕事、予約の分頑張ってこいよ。うんと精つけてこいつも待ってるからさ。いつか涼介にも良い目、見せてやってくれ。な?」
月虹にかかっては、さっきまで泣いていた実花ちゃんもいちころだった。もう足を洗う~と散々わめいたくせに、月虹の手持ちの札でなくなる寂しさには耐えられなかった。
「……お前を不器量なんていった奴は、今に地獄へ落ちるさ。見る目の無い可哀想なやつだよ。お前みたいな「あげまん」は他にはいないってのに、まじで馬鹿野郎だよなぁ。まぁ、おれはその分良い目をさせてもらってるけどな。」
月虹は実花ちゃんの下肢に顔を埋めると、音を上げて花芽を吸い上げ、よがらせた。
「あ……ああんっ……」
女が仕事にいく前、身体に火をつけておくのも立派なヒモの役割だ。
実際、実花ちゃんは、見かけとは裏腹に超一級品の舌づかいと名器を持ち、本気になったら最後、速攻で相手を陥落させてしまう最上級のホテトル嬢だった。
本日もお読みいただき、ありがとうございます。(*⌒▽⌒*)♪
ヘルスの雪ちゃんの次は、ホテトル嬢の美香ちゃんでっす。
月虹はヒモなので、優しく美香ちゃんを労わります。
誰でも優しい言葉には弱いよね~(´・ω・`)
つか……いつになったらBL展開に……?
(*/д\*) も、もうちょっとだけ、待っててね。此花咲耶
いつも集金にくっ付いてくる涼介を「国に残してきたやんちゃな弟みたい。」と、ホテトル嬢の実花ちゃんも言う。
18歳ですと偽っているが、本当はまだ16歳の涼介の、丸いほっぺたをつついた。
「涼ちゃんって、ほんと可愛い。月虹のこと大好きなのね。いつも一緒なのね。」
「うん、好き。だからずっと一緒にいるんだ。」
「くっ付いているからかしら。最近は顔まで似てきたような気がするわ。」
大好きな月虹に似て来たと言われて、涼介は実花ちゃんに満面の笑みを向けた。
「おれ、うれしいっす!ありがと、実花ちゃん。」
「でもねぇ、いくら月虹が好きでも、本当はエッチしてるベッドまでは付いてきちゃ駄目なのよ。3人でえっちするのは、もっと涼ちゃんが大人になってからなのよ。」
「だって、おれ。……えっちのお勉強中だもん。」
「涼ちゃんったら、月虹の技を見て覚える気なの?」
「うん。おれね、いつか兄貴みたいになるの。凄腕のスケコマシになるんだよ。」
「そうねぇ。涼ちゃんも、いつか女の子に挿れないで達かせるようになれればいいわね。そうなれば、一人前よ。うふふっ。」
そんな時、涼介はほんの少し悲しそうな顔をする。
そんな涼介に実花ちゃんはいらっしゃいと布団をめくり、脇を開けてくれた。月虹が目だけでいいぞと誘ってくれる。
月虹が指だけで肉芽を摘み上げ、あんあん言わせている実花ちゃんの傍に寄り、涼介はおっぱいをちゅっと音を立てて吸い上げた。月虹の真ん中の指と人差し指が、実花ちゃんの潤みの中で、まるでバイブの様にうごめいているらしい。実花ちゃんは客観的に見て、あまり美しくない段腹をぷる……と揺らして月虹の胸であっけなく果てた。
「兄貴。実花ちゃん。達(い)っちゃったみたいっす。」
*****
実花ちゃんはグラマラスで優しい女だったが、どうひいきめに見ても、器量は今一つだった。
ホテトル嬢の実花ちゃんは、出張サラリーマンに、ビジネスホテルなどへ呼ばれていったとき、顔を見るなり「チェンジ」と言われドアを閉められることも多い。そんな時、悲しい顔で実花ちゃんは深いため息を吐く。
「チェンジ可」とピンクチラシに書いている以上、文句は言えない仕組みだったが、繊細で脆い実花ちゃんの心は深く傷つくのだった。
運よくドアの向こうに入った時も、ひどい罵声を浴びた上、料金を踏み倒されたり、濡れる前に強引に捩じ込まれることもある。もっと優しくしてよと、痛みに呻く実花ちゃんの頭上から、一人前に感じやがって、この雌豚、抱いてやるだけでもありがたく思えと悪態が降り注ぐ。
「あたしも、もっと器量よしに生まれたかったなぁ。ねぇ、月虹……ちょっとだけ、胸で泣いてもいい?悲しいの。」
「いいぜ。おれは実花の情夫だからな。」
「月虹……え~ん……」
そんな時、実花ちゃんは月虹の雄芯を握り締めて、思い切り泣いた。実花ちゃんの口淫に惜しみなく蜜を垂らす月虹に、傷ついた実花ちゃんは自信を取り戻してうっとりとするのだ。
月虹は一生懸命口淫する、お世辞にも美しくない牝の獣をいたわった。流れる柔かい丸い脂肪にも大切な宝物のように触れた。
「なぁ、実花。一度抱いただけの男に、おまえの良さがわかってたまるかよ。実花のいいところは、おれだけがみんな知ってる。それでいいだろう?」
「うん……。月虹はあたしの男だもんね。」
「つかさ……おめえみたいに、おれを安心させる女はそうそういないぜ。ほら、おれのここもそういってるだろ?」
「あたしみたいな不器量な女でも、勃ってくれるの?嬉しい、月虹。」
「お前は、名前通り花も実もある良い女だぜ。お前の手にかかっちゃ、スケコマシの月虹も三こすり半で昇天するんだ。お前を返してしまうなんて豪儀な真似は、とてもおれにはできないな。」
実花ちゃんの涙は、やっと止まった。
実花ちゃんのぷくぷくした頬に、転がった涙をちゅっと音を立てて吸うと、月虹は腕を伸ばして肩口にガウンを羽織らせてやった。
「機嫌治してもう一仕事、予約の分頑張ってこいよ。うんと精つけてこいつも待ってるからさ。いつか涼介にも良い目、見せてやってくれ。な?」
月虹にかかっては、さっきまで泣いていた実花ちゃんもいちころだった。もう足を洗う~と散々わめいたくせに、月虹の手持ちの札でなくなる寂しさには耐えられなかった。
「……お前を不器量なんていった奴は、今に地獄へ落ちるさ。見る目の無い可哀想なやつだよ。お前みたいな「あげまん」は他にはいないってのに、まじで馬鹿野郎だよなぁ。まぁ、おれはその分良い目をさせてもらってるけどな。」
月虹は実花ちゃんの下肢に顔を埋めると、音を上げて花芽を吸い上げ、よがらせた。
「あ……ああんっ……」
女が仕事にいく前、身体に火をつけておくのも立派なヒモの役割だ。
実際、実花ちゃんは、見かけとは裏腹に超一級品の舌づかいと名器を持ち、本気になったら最後、速攻で相手を陥落させてしまう最上級のホテトル嬢だった。
本日もお読みいただき、ありがとうございます。(*⌒▽⌒*)♪
ヘルスの雪ちゃんの次は、ホテトル嬢の美香ちゃんでっす。
月虹はヒモなので、優しく美香ちゃんを労わります。
誰でも優しい言葉には弱いよね~(´・ω・`)
つか……いつになったらBL展開に……?
(*/д\*) も、もうちょっとだけ、待っててね。此花咲耶